退院したその日から始まる、沐浴の準備をしましょう
もうすぐ赤ちゃんとのご対面。新生児との生活が始まりますね。初めての赤ちゃんの場合、「どうやって沐浴すればいいのかな?」「どんな準備が必要かな?」と心配に思うかもしれません。基本から注意点まで、沐浴デビューに向けて安心してお世話ができるようにマスターしましょう。
- 【沐浴とは?入浴と何が違う?】
沐浴とは
入浴との違いは? - 【沐浴は、どのくらいの頻度でしたらいい?】
季節に関係なく1日1回
沐浴に適した時間帯
沐浴時にチェックしたいポイント - 【沐浴で注意すること】
お湯の温度は湯温計で確認
授乳後や空腹時は避ける
沐浴時間は10分以内に
赤ちゃんの機嫌がいい時にする - 【沐浴の事前準備】
必要なものをそろえておきましょう
沐浴するのにおすすめの場所
お湯の温度と室温 - 【実際の沐浴の手順】
- 【沐浴におすすめのガーゼタオル】
沐浴ガーゼタオルセット
ガーゼタオル
ガーゼタオルセット - 【沐浴におすすめのスキンケアアイテム】
ベビーローション&ガーゼタオルセット
BAUVA泡シャンプー - 【まとめ】
沐浴とは?入浴と何が違う?
なぜ新生児は、大人と一緒のお風呂ではだめなのでしょうか。デリケートな赤ちゃんを清潔にケアするために気を付ける点がいくつもあるため、生後1か月頃までは大人と一緒に入浴するのを控えましょう。
沐浴とは
新生児期の赤ちゃんをお風呂に入れて体を清潔にケアすることを「沐浴(もくよく)」と言います。ベビーバスや浅めのたらいなどで、体全体を洗います。赤ちゃんのへその緒が取れて傷が治る頃までは、大人と同じ浴槽ではなく衛生面から沐浴を行うようにしましょう。
入浴との違いは?
通常の浴槽ではなく、赤ちゃん専用のベビーバスなどを使用します。赤ちゃんの体に合ったサイズで、洗いやすく安全面も考慮したものです。また、体温調節が未熟な赤ちゃんはなるべく短時間で沐浴を終わらせなければなりません。お湯の温度も大人の入浴とは異なりますので赤ちゃんに適した準備が必要です。
沐浴は、どのくらいの頻度でしたらいい?
赤ちゃんの沐浴は、1日1回の頻度で行うのが基本です。新生児はおむつを頻繁に替えること以外に、ミルクの吐き戻しや汗をかきやすい点からも、毎日清潔に保つことが大切です。
季節に関係なく1日1回
清潔に保つことが重要ですので1日1回沐浴することが基本ですが、乾燥しやすい冬場は肌荒れも気になります。体を洗った後はきちんと保湿をしましょう。
沐浴に適した時間帯
赤ちゃんが機嫌がいい時を選ぶのがポイントです。一般的に夕方~夜にかけて沐浴をする家庭が多いかもしれません。黄昏泣きや眠くて機嫌が悪くなる場合もありますので、日中に沐浴をするのがおすすめです。なるべく生活のリズムを整えるためにも、毎日同じ時間帯に沐浴をすることが理想です。
沐浴時にチェックしたいポイント
沐浴中は、赤ちゃんをしっかり観察する時間でもあります。体調や皮膚の状態を確認できる良い機会でもあるので、以下の点に注意して健康状態もチェックしましょう。
①皮膚の状態
赤ちゃんの肌はデリケートなので、乾燥している部分や赤い部分がないか確認しましょう。首のしわ、脇、股などは特に汚れがたまりやすい部分です。湿疹やおむつかぶれがないかどうかなど、注意して見ましょう。
②体の動き
沐浴中は赤ちゃんも気持ちよくてリラックスしています。手足をよく動かしているかどうか、発達具合を見る機会でもあります。
③へその緒の状態
へその緒が取れた後、赤くなったり出血や膿がないかどうかチェックしましょう。へその緒が完全に取れるまでは、しっかりケアすることが大切です。
④爪がのびていないかどうか
無造作に赤ちゃんは手を動かします。爪がのびたままだと、顔に引っかき傷をつけてしまうことがありますので、のびていないかどうか沐浴時にチェックすることも習慣づけましょう。
沐浴で注意すること
まだ未熟な赤ちゃんを沐浴する際は、注意すべきポイントがいくつかあります。刺激に弱くデリケートな赤ちゃんの肌を傷めないように、快適な環境を整えてから楽しい沐浴タイムにしましょう。
お湯の温度は湯音計で確認
お湯の温度はとても重要なチェックポイントです。熱すぎたり冷たすぎたりしないように、湯温計を使って確認することが大切です。冬場は室温も低くなりがちですので、室内を暖めることも忘れずに行いましょう。
授乳後や空腹時は避ける
授乳後やミルクを飲んだ後、しばらくは沐浴を控えます。消化する前だと赤ちゃんがお湯に浸かることで気持ち悪く感じてしまうことがあります。満腹すぎず、空腹でもないタイミングを見て沐浴をしましょう。
沐浴時間は10分以内に
体が冷えたり、暖まりすぎたり、長くお湯に浸かることは赤ちゃんにとって負担になりますので、なるべく短時間で済ませます。衣服を着脱する時間を入れて10分、入浴時間は5分程度が目安です。
赤ちゃんの機嫌がいい時にする
沐浴はリラックスした時間に行うことが理想です。授乳後にしばらく経って落ち着いた時間やご機嫌がいい時間帯を選びましょう。沐浴が赤ちゃんのストレスにならないようにタイミングを計ることが大切です。熱があったり元気がない場合は、沐浴をやめましょう。
沐浴の事前準備
退院後から始まる沐浴に向けて、出産前に必要なものを準備しておきましょう。慣れるまでは不安が多い沐浴ですが、沐浴グッズをしっかりと用意をしておけば不安の解消にもつながります。
必要なものをそろえておきましょう
何よりも安全に、そして赤ちゃんがリラックスして沐浴できるように、必須アイテムや便利グッズを出産前にチェックしておきましょう。
- ベビーバス
- 洗面器
- 湯温計
- 赤ちゃんにかける沐浴布
- 体を洗うガーゼ(ハンカチサイズ)
- バスタオル
- ベビーソープ&シャンプー(赤ちゃん用のもの)
- 保湿剤などのスキンケアグッズ
このほかに、おむつと着替え、耳や鼻を拭く綿棒、ヘアブラシなども沐浴時に用意しておきましょう。
沐浴するのにおすすめの場所
お湯が使いやすく、排水しやすいメリットから、一般的には浴室で行うことが多いですが、お風呂以外で行うメリットもあります。メリット・デメリットを考えて適した場所を選びましょう。
沐浴をする場所
- 浴室・・・水が飛んだりしても問題がなく、排水やお湯を使うには一番適した場所です。浴室の温度が低い場合があるので、事前に暖めるようにしましょう。
- 脱衣所・・・浴室の入り口にベビーバスを置けば、水の扱いもスムーズに行えます。脱衣所にスペースがあれば、お着替えなども楽にできて便利です。
- リビング・・・室温が安定しているため、赤ちゃんが冷えにくいメリットがあります。また、沐浴後にすぐお着替えや保湿ケアができます。お部屋が濡れないよう注意して行いましょう。
- キッチン・・・立ったまま作業ができるため、ママ・パパの負担が軽く、水の扱いも楽にできます。シンクが狭い場合はベビーバスが使えないため難しい場所です。
お湯の温度と室温
お湯の温度は38度が適温です。赤ちゃんがやけどしないよう、必ず湯温計を使って温度を確認するようにしましょう。冬場はお湯が冷めてしまいがち。40度を目安に準備するのがおすすめです。沐浴をする部屋の温度は 24~26度が理想です。脱衣後は体が冷えやすいため、特に冬場は部屋をよく暖めてから沐浴を始めましょう。
実際の沐浴の手順
沐浴に必要なアイテムを揃え、お湯や室温を整えたら、赤ちゃんの沐浴を開始しましょう。沐浴を行う人は、赤ちゃんに傷がつかないよう爪を整えたり、手をしっかりと洗って清潔にしておくことも忘れずに!
沐浴の手順
- 顔を拭く
- 服を脱がせる
- 湯船に入れる
- 頭を洗う
- 体を洗う
- ベビーバスから上げる
- 保湿ケアをする
- 着替えをする
沐浴前に、ガーゼタオルを洗面器に入れたお湯に浸し、絞って赤ちゃんの顔をやさしく拭きます。目や鼻の周り、おでこやあごも拭いていきます。拭く箇所により、ガーゼは洗って使います。裸にする前に、まずは顔を拭いておきましょう。
赤ちゃんを裸にして、おむつも外します。すぐに沐浴ができるよう、バスタオルで体を包んでおきましょう。お風呂上がりの着替えの準備も忘れずに。
赤ちゃんを静かにベビーバスへ入れていきます。首が座っていないので、手のひらでしっかりと首の後ろを支えます。足元から湯に浸かるように入れていきましょう。裸が不安な赤ちゃんに、ガーゼなどの沐浴布を体にかけてあげることも大事です。
手や柔らかいガーゼなどの布で洗います。ベビーソープを泡立てたら、まずは頭全体をやさしく洗います。毛の生え際はよく洗いましょう。洗い終わったらお湯ですすぎ、ベビーソープを落として水分をふき取ります。
体を洗う時は、皮脂がたまりがちな首のしわの間、足の付け根、脇の下など皮膚が重なっている部分を丁寧に洗いましょう。指の腹を使ってやさしくなでて洗います。背中とお尻を洗う時は、赤ちゃんの首を支えながらゆっくりとうつぶせにしますが、不安定な場合は慣れるまで仰向けのまま、手を後ろに回して洗っても構いません。最後は全体にかけ湯をしてベビーソープを落とします。
赤ちゃんをゆっくりとベビーバスから出し、用意していたバスタオルで包み込みます。体が冷えないように、水分をふき取っていきます。こするのではなく、タオルで押さえるように拭いていきましょう。
沐浴後は赤ちゃんの肌が乾燥しやすくなります。ベビーローションやクリームなどで、しっかりと保湿をしましょう。服から出ている部分や、ひじ、ひざの裏などしわの多い部分は特に丁寧に塗っていきます。
清潔な服とおむつを着せたら沐浴完了です。沐浴後は水分補給のために授乳を行うといいでしょう。
沐浴におすすめのガーゼタオル
沐浴ガーゼタオルセット
湯上りに赤ちゃんを包む大サイズと体を洗う時に使う小サイズの2サイズがセット。各サイズ3枚ずつセットになっているので、毎日洗い替えが必要な沐浴のタオルにぴったりです。
4重ガーゼで使い込むほどやわらか
沐浴に使いやすい2サイズセット
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ガーゼタオル
6層に重ねたガーゼは空気をたっぷりと含み、ふかふかな肌触りです。洗うほどにふんわりと育つから、デイリーに使えます。湯上りの赤ちゃんをしっかり包む大判サイズです。
しっかりふんわり赤ちゃんを包みこむ
6重ガーゼの大判バスタオル
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6重ガーゼの大判バスタオル
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ガーゼタオルセット
吸水性・通気性・速乾性に優れたガーゼタオルの4枚セット。沐浴期が終わった後も家族で使える大判サイズのバスタオル1枚とハンカチサイズ3枚。ナチュラルなくすみカラーも人気です。
6重ガーゼで極上のふわふわ感
毎日使いたくなるガーゼタオルセット
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沐浴におすすめのスキンケアアイテム
沐浴に使用する赤ちゃん用のソープやスキンケア選びも大切です。特に新生児には、刺激がなく肌に優しいものを選ぶ必要があります。沐浴の時間が心地よく過ごせて、肌を健やかに保つためのおすすめアイテムを紹介します。
ベビーローション&ガーゼタオルセット
アミノ酸、乳酸菌、セラミドの3つのチカラで赤ちゃんの肌を健やかに育むベビーローション「BAUVA(バウバ)」。沐浴にぴったりな6重ガーゼのバスタオルとセットです。
ママ皮膚科医と共同開発
3つのチカラで沐浴後の肌も潤う
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BAUVA泡シャンプー
きめ細かくモチモチな泡が、赤ちゃんの細い髪の毛1本1本の奥まで届いて密着。汗や皮脂をスッキリ落とします。目にしみにくい処方なので、赤ちゃんのシャンプーデビューにもぴったり。
まとめ
沐浴は赤ちゃんの肌を清潔にするだけでなく、異変がないか体の状態を確認したり、肌と肌が触れ合うスキンシップの場にもなります。赤ちゃんもママも気持ちよく沐浴ができるように、事前に沐浴の知識を身に付けておきましょう。